「恥さらし」 を読んで


親分が金を巻き上げる。子分が裏金作りの隠ぺいに奔走する。新入りは偽の領収書を書かされて犯罪者の仲間入りをする。まっとうな人間を犯罪者に変えていく。これはチンピラの話しではなくて犯罪者を捕まえる警察組織がしていることの実態のようだ。


やらなければ昇進ができない。警察官が全員がやっている。自分を殺して生きるしかない。汚いことは現場に背負わされる。組織外に、ばらそうとしたらクビを切られる。家族が路頭に迷う。警官の子供が警官になるのが多いのもそういうことか。


オトリ操作や、泳がせ捜査、諜報操作。情報を得る為に、犯罪者と連携する。大きな犯罪組織を一網打尽にする為には必要だと思う。公にできない諜報活動があっても仕方ないと思う。しかし目的が失われた使い方が横行している。


警察という権力を利用して私腹を肥やす警察組織がある。権力にすがっておこぼれにすがる組織がある。


頑張っているお巡りさんには申し訳ないが警察を信じられなくなった。個人が、組織を変えることができないように、強力で強大な仕組みが完成している。ばれそうになったら全力で隠ぺいする仕組みが確立している。お巡りさん個人が、正義感を持って組織を変えていくにはあまりに犠牲が大きい。この稲葉元警部のように。


金を払って身を守ってくれるただの用心棒みたいなもんだったら、桜印警備保障の方がよっぽど頼りになりそうや。


http://www.geocities.jp/shimin_me/index.htm


これで人の世がうまく回ってるんやろうけど、まさかおまわりさん全員とは、35年知らなかった。そしてこれがまた、一部の者が贅沢を搾取するシステムなんやなー。この職業は子供にはすすめれない。でもこの社会の現実の中で孤独に戦っている人が居ることは教えたい。