「眞相箱」の呪縛を説く を読んで


占領政策の一環としてGHQ主導のNHKラジオ放送「眞相はかうだ」が1945年12月9日より始まる。
この全10回のラジオ放送を書籍化したのが「眞相箱」。内容はこんな感じ。


アメリカは戦争をしたくなかった。
日本が奇襲作戦でパールハーバーを攻撃。
東条英機による軍国独裁政治。
天皇陛下の為に無駄死にする日本兵が大勢いた。
日本につかまった捕虜たちは悲惨だった。
原爆は日本が戦争をやめなかったから。


そう。間違いない。こう習ってきた。
一昨年の山川の資料集を見る限り、今も多分こう教えているだろう。
パレンバンの神兵の絵は載っていた)


日本を全否定し、日本人からの反論はすべて封殺された。
国民が騙されて続け、そしてアメリカがそれを解放した図式。
日本人が二度とアメリカに立ち向かう気を起こさない様に。


「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」
過ちを犯したから、原爆を落とされて、広島の人は放射能を浴びたのか?
日本を守る為に命を懸けた祖父たちが過ちだったのか。
この文章からはそうとしか読み取れない。
ペンキを塗るのはよくないが、書き直すべきだと思います。