ネトゲ廃人 を読んで


あるブログで紹介されていたので買ってみました。私がゲーム好きなこともあります。実際昨年の春にプレステ3を買ってから、恐らく150時間程はやっていると思います。楽しいのは、同じ環境に居なくて離れた場所から、知り合いと同じゲームを楽しめることです。マイクを付ければ自由に話せてゲーム攻略の作戦をたてたりできることです。もうひとつは、対戦相手がコンピューターではなく人間であるということです。相手がアメリカ人だったり、それ以外だったり。翌日が休日になると、朝明るくなってくるまでやっていることもあります。ネット対戦中に嫁が話しかけてきて、話しかけてほしくない私の態度で、喧嘩したことも多々あります。だからこの本を買ってみました。


この本ではネットゲームの世界に、生きがいや死にがいを見つけるほどハマってしまった人達を募集し、十数人のインタビューした内容が書かれています。登場してくる人達は、昼夜逆転し、用を足したり食事することさえも忘れてゲームに没頭し、ゲームの中のレアアイテムの為に借金し、仕事をやめ、育児を放棄し、そんな学生、主婦、会社員の男女です。後半には、韓国のゲーム産業の話しが出てきます。韓国では日本よりITのインフラ整備が早くて、ネットゲーム産業が進んでいます。e-spottsというのが流行っていて(いた?)、プロゲーマーがコクピットでキャラクターを操作して、それをスクリーンに流して観客がそれを見る様な。そして操作するゲーマーはプロなので、年収数千万を稼いでいる、そんなエンターテイメントも流行っているそうです。


本の結論は、ゲームは楽しい。一度楽しみを知れば簡単にはやめられない。ゲームをする時間を減らすしかない。親は子供に与えてはいけない。というようなことだったと思います。ネトゲ廃人から立ち直った人は、「私が親だったら子供にはやらせない」ということをよく言うそうです。



しかし、そんなことはみんな百も承知だと思います。みんなゲームが好きなんです。ゲームが嫌いな人なんてそんないないと思います。冒険できたり、戦ったり、ハラハラドキドキは男なら誰しも。(女の子はどうなんでしょうね)私自身は、ネトゲ廃人と言われるほどではギリギリないつもりですが、もし自分自身が学生の時に親の目が届かない環境で育っていたら、ほぼ100%はまっている気がします。結局自分で”ゲームはゲーム”と割り切れる能力があって、現実に価値を見出すことができるかどうかだと思います。スポーツで全国を目指す。バイオリンを上手くなりたい。世界中を旅したい。具体的なやりたいこと(ゲームよりやりたいこと)がはっきりしない小さい子供は、親や友人の周りの環境の影響で、すぐハマると思います。親や友人がハマっていれば結果は言うまでもなく。本人の生まれつきの意志が固い事に掛けるしかない。



もし自分の子供にゲームをさせないと一旦決めても、子供が学校にいけばドラクエの話をするし、ファイファンの話をするし、やってなければ仲間外れになる。大人の世界なら、私はゲームはやりません。ゴルフをしません。テレビはみません。で、「あいつ変わっとんなー」「協調性がないなー」くらいの批判で住むかもしれませんが、多くの子供が仲間外れに耐えれるはずもない。優しい子供であれば尚更。周りの環境によってぐらぐら左右されてしまうと思います。ゲーム以上の価値ある事が世の中にはたくさんあることを教えてあげなければいけない、それは親が子供にまずは興味を持つように教えて挙げることだと思います。リビングに図鑑があるのと、プレステがあるのと、自分が子供なら、、、プレステ。。。



先日プレステビータ?を見せてもらう機会がありましたが、これがポケットサイズ(死後か!?)で、ネットにもつながって楽しめるときた!大人もハマるもん、子供がハマらないわけがない。悲しいかな、最先端ゲーム機は、滅茶苦茶楽しそうです。もういつでもどこでも四六時中楽しそう。Wiiも、歌って踊って振って投げて、家族団らんやみんなでやれば楽しいと聞きました。もうたまんねー。



結局のところ、人と面と向かって挨拶をする。規則正しい生活をする。それを実践することではないでしょうかと私は思うのです。話しが飛び過ぎでしょうか。きちんと挨拶をして、隣のおばちゃんとにこやかに天気の話しでもできれば、よっぽど世間に対応しているだろうし(みかけ上は)、規則正しい生活をしている以上は、夜も昼もないネット世界に際限なく浸ることもないかと思います。


だから、はい、俺、私。深夜までゲームやらないこと、あとブログもね、決めた時間でしっかりやること。ネット対戦中でも嫁の話しは聞くことね。「ファミコンは1日30分」の時代が懐かしい。エ○ビデは家族が寝静まった後に。