坂の上の雲 見たり読んだり

NHKスペシャルドラマ 坂の上の雲

今日は第11回「203高地」。
来週は、第12回「敵艦見ゆ」

3年前、司馬遼太郎坂の上の雲の文庫本1巻を買って読み始めた頃、ドラマが始まることを知って大喜びした。待ちに待った放送が始まってからこのドラマが3年越しだということを知ってがっかりした。(なぜなら1年後の12月まで待ちくたびれた挙句、やっと2部が終わって、また1年待って、やっと3部)


だが、今年とうとうクライマックスを迎える。3年目の第3部。旅順要塞攻防戦と、日本開戦だ。毎年年末を楽しみにしてた。そしてその期待通り迫力満点。ドラマとは思えない戦いの臨場感。まるで映画のようだ。欲を言えばエキストラをもっと増やすかCGを駆使して画面に入る人数を欲しいが、それを差し引いても期待以上のすごさに驚いた。「203高地」の激戦は本当に迫力があって、ロシアの塹壕に切り込むシーンでは思わずイケー!っと心で叫んでしまった。


私は現在一般の日本人よりひねくれている様で、以下の様な内容の本を同時に読んだ。司馬遼太郎は、日露戦争を明るく正しい日本、太平洋戦争を暗く愚の日本として、極端に分けて描いている。司馬遼太郎は歴史家ではなく小説家である。これほどまでに偉大な作品である以上、逆にこの作品が正史であるかのごとく日本人に広まっているのは問題だ、というような内容の本である。



来週はいよいよ日本海海戦が始まる。本木雅弘演じる秋山真之。渡哲也演じる東郷平八郎。単純に日本が大国を打ち破る画。ドラマではそれが早く観たい。

http://www9.nhk.or.jp/sakanoue/