飛鳥ヒルクライム本番の日

今日は本番。ホテル5時15分出発。


5時45分。近鉄阿倍野駅着。グーグルストリートビューのおかげで迷わず到着。いるわいるわ。こんな寒い冬のまだ真っ暗な朝っぱらから。よっぽど好きなんやねえ。


待ちに待ったサイクルトレイン。いざ乗車!

おお!乗った乗った。電車に自転車が乗った。普通の電車にチャリ乗せてるだけやけどなんか興奮するぜ!1車両に20人と20台程。整列させれば40台近く。車内に駐輪場のようなスタンドや壁掛けスタンドを造れば、1車両にもっと多く乗せそうや。


8時半スタート!
スタート直後、右を走っていた人が突然落車!30km/hオーバーで派手にダイブ!ウェットやから慣れた人でも危ない。落車直前にギアを変速する音が聞こえたから、変速中にクリートが外れたのかもしれないなぁ。


がむしゃらに登っていくと、アッちゅー間に第1セクションゴール。さらに第2セクションもゴール。

無事走り切れました。得意技シッティングダンシングも上達した。


ゴール地点の風景。

400人くらい走ってましたよ。順位は恐らく真ん中くらいでしょう。総合成績は見てないのでアップされたら見ることにして会場では真剣にチェックしてません。



メイン会場に戻って昼食まで時間があったので、石舞台見学。小学校の遠足以来や。

花が供えてあるのを見ると、ここが人の墓だということを思い出して手を合わす。謎多き飛鳥時代蘇我入鹿は悪人だったのか。。。



石舞台の解説役のおもろいおじさんに色々説明して頂いて初めて知ったことがたくさんある。この石舞台は元々方墳だったということ。要するに石が地表に出ていなかった。じゃなんで今は土が盛ってない?風化ですか?違うらしい。平安時代に人が土を払ってしまったという。なぜか?蘇我馬子に怒りをもった人々が墓を暴いた?違う。答えは田んぼや畑にした。昔の人が生きる為に平地にしたんやって。へー。そりゃー食えなきゃただの山だもんね。昭和40年くらいまでは、この石舞台の巨石の周りは本当に田畑。何枚もガイド用の写真を持っていてペラペラとそんな写真も見せてくれました。勉強になりました。



飛鳥鍋頂きました。うまい!



表彰式の最中でしたが抜け出して大和三山巡り開始。まずは衣ほすてふ天の香久山やん。それから耳成山畝傍山ね。今日覚えたね。三山の距離感まで実走して測距したからね。これからはうまく飛鳥の話ができるね。



藤原宮跡。こうしてここから見渡すと、意外に遠くまで空が見える。なんやら空が広い気がしたね。古代、奈良の人々もこんな空を眺めたんだろうかね。夕飯の支度をするかまどの煙がそこいらから立ち上ってきそうやね。いや待てよ。都といえば、皇居、官邸、霞が関防衛庁が全部集まった様な場所のはずやから、晩飯の支度って感じではないか。。。


まぁまぁそんな穏やかな時間が流れる飛鳥を満喫して明石への帰路に着いたのであります。ちゃんちゃん。


やまとは くにのまほろば たたなづく あおがき やまごもれる やまとしうるはし   
倭建命



補足ですが、石舞台のガイドのおもろいおいさんはこう言ってました。
京都や奈良は見るところがいっぱいある。立派な神社仏閣がたくさんある。でも飛鳥はあまりない。なぜなら土の中に埋まっているから。飛鳥をめぐる時は、自分の頭の中で歴史や時代を想像しながら回ってください。と。


楽しい一日をありがとうございました。