何かのために sengoku38の告白 を読んで


尖閣諸島中国漁船衝突事件


昨年9月7日、尖閣諸島沖の中国領海において、操業中の中国漁船は日本の巡視船によって不法かつ強引な取り締まりを受け、漁船の船長は逮捕された。中国政府は日本の不法な対応を世界に訴えると共に、早期に船長を釈放するように武力行使以外の圧力をかけた。結果は中国の要求通り、船長以下乗組員全員と漁船の全て取り戻すことに成功。中国は自分たちが正しかったことを報道し、世界の人々もそのように事件を見ている。日本政府は衝突時の巡視船から撮影したビデオは国家機密とする。中国の立場からすれば公開されないということは実際は存在しない疑いもある。もしあれば証拠映像として必ず公開してくるはずだ。中国人でなくてもそう思う。事件に対する世界の認識は、尖閣諸島は中国の領土であるということで一致していく。侵略国家だった日本は歴史を捻じ曲げて領土を主張することが予想される為、尖閣諸島中国人民解放軍基地を建造し実行支配する計画。



もしこの衝突時の映像が 元海上保安庁 一色正春氏 によって youtubeに公開されていなければいずれこうなったんやないかな。中国の立場で書いた私の勝手な想像だが、以下は、船長勾留延長に対して、中国政府がとった実際の報復措置である。 (ウィキペディアより)【中国の報復措置】9月19日に検察による船長の2度目の勾留延長が決定し、日本側の船長の起訴に向けての司法方針がさらに明確になると、中国政府は即座に複数の極端な報復措置を繰り出した。中国政府は勾留延長決定の同日中に「日本との閣僚級の往来を停止」「航空路線増便の交渉中止」、「石炭関係会議の延期」及び「日本への中国人観光団の規模縮小」を決定した[28]。 翌20日には、在中国トヨタ販売促進費用を賄賂と断定し罰金を科すと決定し[29]、21日より予定されていた日本人大学生の上海万博招致の中止を通達した。さらに同日中に中国本土にいたフジタの社員4人を「許可なく軍事管理区域を撮影した」として身柄を拘束し[30]、レアアースの日本への輸出を、複数の税関での通関業務を意図的に遅滞させることで事実上止めた(共に23日に判明)。なお、中国政府関係者はレアアースの輸出差し止め措置について「日本経済の弱いところを突くような制裁を検討するように指示された」としている[31][32]。 さらに21日には、ニューヨークを訪れていた温家宝首相が「われわれは(日本に対し)必要な強制的措置を取らざるを得ない」と在米華僑らとの会合で述べ[33]、外国に対しては異例となる「強制的措置」との文言を使って日本に対して更なる報復をちらつかせ脅迫した[33]。


ビデオが公開されなかったので、日本政府は中国の脅しに屈した。一色氏によってビデオが公開された後、中国はこの脅しが間違っていたと認めたか?認めるように日本政府は中国に要求したか?事なかれというか、事があってもなかれと、なのか。。。そもそもなぜ中国はそんなことをするのか?という疑問は意味がない。知りたければ上海に行って自分の目で中国を見てくる必要がある。NHK番組で、「一人ひとりの文化交流が日中関係を変える」と結論付ける番組がよくあるが、まず考えられない。サンデル教授が「東北地震の中国の援助を受けて日中関係が変わると思うか?」という質問に対して変わるわけがないと私は思う。今まで日本がどれだけの援助を仇で返されたかを知っているので、中国援助チームには丁重にすぐさま帰国頂くべし。援助を受けて後で援助もしたから尖閣諸島は中国のものだと言われるくらいなら早々に帰って頂いた方が両国の為だ。


事の発端は中国漁船の危険行為であり、証拠が出ないことをいいことに好き勝手要求してくる中国政府だが、問題はそれに対して国益にならないこと続ける日本政府がとった対応だ。なぜ船長を釈放し、映像を国家機密とする必要があったのか?



結局理由はわからない。証拠物件をいち早く公開し、船長を日本の国内法によって裁くべきだった。中国の関係を考慮してという理由だったがそれでは理由にならない。埋蔵量はイラクに匹敵するかもしれない海底油田を中国に不法に開発され食べられ放題。実際はこの埋蔵油田について政府もマスコミも多くは伝えない。沖縄にいる米軍はなぜかその点は介入しない。アメリカは日本に渡すよりも、中国に渡した方が将来メリットがあると考えているのだろうか。中国への配慮というが、お互いの将来の関係の為には、真実を認識しなければならない。それは歴史問題も同じだ。


尖閣諸島を奪おうとしている中国だが、南シナ海でも同じ手口を使っているらしい。韓国が竹島を武力制圧も同じだ。もちろん彼らは彼らの主張の元に、自国領と主張している。日本政府もちゃんと日本の主張を世界へ示せ。私のようなあんぽんたんはすぐ忘れてしまう。相手の文化や歴史や考え方を尊重しなければいけないし、それを侵す者がいれば退けなければならない。国民が国家危機の真実を知らされないまま、政府とマスコミが連動して国民を騙して騙して騙し続ける。世界でまれにみる危険地域に日本が位置していることを政府から国民へ連絡せよ。先人が守ってきた国土を削り取られていることをマスコミも報道せよ。


仙谷さんの言葉を信じるか、sengoku38さんの行動を信じるか。どちらが国を愛し、平和を考え、行動しているかを考えれば、答えは明白だ。福島で命を懸けて市民を守ってくれているのは、メモを見棒読みする大臣か、黙々と任務を果たす自衛隊員か。


昨年9月7日、尖閣諸島沖で違法操業している中国漁船が海上保安庁の巡視船「みずき」「よなくに」に故意に激突した。海上保安庁は漁船の中国人船長を公務執行妨害で逮捕。船長以外の船員も漁船ごと回航し事情聴取。9日。船長は沖縄地方検察庁に送検。中国政府は「尖閣諸島は中国固有の領土」と主張し、日本の主権に基づく司法措置に抗議、船長・船員の釈放を要求。13日、これを受け船長以外の船員を帰国させ、漁船も返還。船長に関しては国内法に基づいて起訴する司法手続きの方針を固め、19日に勾留延長を決定。中国は猛烈に反発し報復措置。24日、船長を処分保留で釈放。中国側が用意したチャーター機で中国へ送還。11月1日那覇地検によって一部の議員に公開。中国への配慮から非公開としていた漁船衝突時(44分間)の動画がyoutubeで公開される。公開者は一色正春烈士。ハンドルネーム「sengoku38」。また、中国農業部が主管する「中国漁業報」の20日付記事では、中国政府が今後尖閣海域での「漁政」によるパトロールを常態化させることを決定した事が報じられた。



衝突時の巡視船から撮影したビデオは国家機密となった。なぜかはその理由は今も明かされていない。そしてそのことを追求するマスコミもいない。誰も声をあげない。
経済も大事にし、国の基本を蔑にしてきた。自分たちの生活や便利さだけを豊かにすることが正義で、国を大事にしたり守ったりすることは間違った怖い考え方だと洗脳されて、私たちは生きてきた。だが経済第一主義であるほうがよっぽど狂っている。何かあるごとにうすうす感じてきた。家族を守る、地域を守る、国を守ることが、根本にないと、何の為に生きているかという分からなくなる。



本の中で、一色氏は関係者に迷惑をかけたことを何度も何度も詫びている。上官、同僚、捜査関係者、友人、妻、子供。その詫びがうわべの社交辞令でないことは、本を読めばわかる。国家や民族の公の利の為に個を犠牲にした人だ。一色氏は国家や民族の独立の為に犠牲になった英雄だ。私は政府よりニュースより烈士の行動を信じる。とはいえ烈士の行動は、誰もやれなかったことを自分が犠牲となってやっただけだ。本来なら政府・マスコミがやらなければならなかったことだ。犠牲と簡単に言うのは烈士が失った大きさを考えると忍びないが。。。私が烈士の行動を信じるという考え方が、日本を危険に導くものではなく、平和に導く考えであり、世界的にも、歴史的にも、道徳的にも正しくて、右にも左にも偏っていなくて、ど真ん中の考え方であることを私は信じている。


真実の映像を流さない政府に怒るのはいいとして、どう私自身の行動に結びつけていけばいいかが問題だ。