「日本のメディアが集団自殺した日」を読んで

「日本のメディアが集団自殺した日」WiLL11月号より 山際 澄夫 


10月2日 渋谷でデモが行われた。2700人が、渋谷駅、表参道、原宿など数キロを、1時間以上にわたって行進した。だが、そのデモを日本のマスコミは、ただの一紙、ただの一局も、報じなかった。報じられなければデモ自体がなかったも同然となる。


しかし、中国のデモの様子は詳細に伝える。デモを起こしているのは蟻族で、彼らの本心までレポートし、反日ではなくて反国家なのだと詳しく報じている番組を確かに見た。最近はニュースを付けると中国のデモを詳細にやっている。


日本国民の情報を塞がれる中で、世界のメディアは報じている。AFP、ロイター、CNN、WSJBBC(中国語版)。トップで報じたCNN。記者とカメラクルーがデモ参加者の談話まで紹介している。要するに第三者から客観的に見て、「中国に対して一部の日本人が国を守る為に立ち上がった」と大方報じたのだろうか。そうすると、客観的に評価もされそうな日本人のデモに対して、日本のマスコミが押し黙る理由は何なんだろう?


中国と日本政府の対応を批判する大規模デモがおこったにも関わらず、外国と日本のメディア違いは何か。中国の報道規制が日本に及んでいるのではないかと向きもあるが、そうではないと山際氏はいう。中国に隷属するのが習い性になって、現場も編集幹部もニュース感覚がマヒしていると予想する。しかしマヒしているとかそれだけなのだろうか。事実を伝えることが使命ではないのか。


報道の使命を放棄したようなマスコミの体らくは、まさに自殺行為だといえる。


新聞を取ってないのでどこにするか考え中だが、外国の新聞を取った方がいいのだろうか。。。と思いました。(ここだけ感想文)


双方が冷静にとか、個々の話し合いが大事、とか。これまた大企業の偉い人やら、政治家が言うからびっくりしました。(これも感想)